2011/6/20

産業・貿易

5月のEU新車販売7%増、独仏で需要回復

この記事の要約

欧州自動車工業会(ACEA)が17日発表したEU(マルタ、キプロスを除く25カ国)の5月の新車販売(登録)台数は120万8,583台となり、前年同月から7.1%増加した。EUでは新車買い替え奨励策の廃止・縮小に伴い、昨年 […]

欧州自動車工業会(ACEA)が17日発表したEU(マルタ、キプロスを除く25カ国)の5月の新車販売(登録)台数は120万8,583台となり、前年同月から7.1%増加した。EUでは新車買い替え奨励策の廃止・縮小に伴い、昨年4月以降で販売増を記録したのは今年2月だけだったが、5月は2大市場のドイツとフランスで需要が回復し、プラスとなった。(表参照)

\

ドイツの販売は22%増。フランスは6.1%増だった。イタリアも3.6%増と小幅ながら伸びた。その他の主要市場は、スペインが23.3%減、英国が1.7%減だった。

\

メーカー別では、ドイツのフォルクスワーゲン(VW)が15.8%増、BMWが21.4%増と好調。新モデル投入効果でドイツを中心に販売が増えた。このほか、欧米の主要メーカーでは仏ルノーを除いて増加した。

\

日本車は最大手トヨタが10.6%減と不振。ホンダ、マツダも低迷した。その他は好調で、とくに三菱は45.4%増、日産は29.1%増と大幅に伸びた。

\