EU統計局ユーロスタットが14日発表した6月の消費者物価統計によると、ユーロ圏の消費者物価指数上昇率(インフレ率)は速報値と同じ前年同期比2.7%で、前月と同水準だった。依然として欧州中央銀行(ECB)が上限目標値とする2%を大きく上回っている。(表参照)
\物価上昇の主因となっているエネルギーの上昇率は10.9%。前月の11.1%から縮小したものの、なお高水準で推移している。エネルギー、食品、アルコール・たばこを除いた基礎インフレ率は1.6%となり、前月の1.5%から0.1ポイント上昇した。
\EU27カ国ベースのインフレ率は3.1%で、前月の3.2%を0.1ポイント下回った。最高はルーマニアの8%、最低はスウェーデンの1.5%だった。
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