2011/8/1

競争法

ダイムラーとロールスロイスの買収を承認

この記事の要約

欧州委員会は7月25日、独自動車大手ダイムラーと英エンジン大手ロールスロイスが独エンジンメーカーのトグナムを共同買収する計画を承認したと発表した。ダイムラーとロールスロイスは均等出資の合弁会社を設立し、トグナムを吸収する […]

欧州委員会は7月25日、独自動車大手ダイムラーと英エンジン大手ロールスロイスが独エンジンメーカーのトグナムを共同買収する計画を承認したと発表した。ダイムラーとロールスロイスは均等出資の合弁会社を設立し、トグナムを吸収する。トグナムはトラック、船舶や防衛産業向けの大型エンジンに強みを持つメーカーだが、欧州委は同分野では米キャタピラー、ゼネラル・エレクトリック(GE)、独MANなど強力な競合企業が存在することから、買収に競争上の問題はないと判断した。

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ダイムラーとロールスロイスは3月、トグナムの全株式を公開買い付け(TOB)で取得すると発表。これまでに全株式の94%を確保した。合弁会社にはロールスロイスの船舶用エンジン部門であるベルゲンも組み入れる。

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