2011/9/19

環境・通信・その他

EUでアンドロイド躍進、スマホOSでアップル抜く

この記事の要約

EUでグーグルのスマートフォン(以下:スマホ)向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」の普及が急拡大している。デジタル市場関連の調査会社コムスコアが13日公表した報告書によると、アンドロイドの人気は昨年以降に急上昇しており […]

EUでグーグルのスマートフォン(以下:スマホ)向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」の普及が急拡大している。デジタル市場関連の調査会社コムスコアが13日公表した報告書によると、アンドロイドの人気は昨年以降に急上昇しており、英独仏伊西の域内主要5カ国では今年7月末時点で、スマホを所有する人の約25%が基本OSとしてアンドロイドを搭載した携帯電話機を使用している。

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これら5カ国のスマホ向けOS市場で、7月末時点で最大のシェアを確保したのはシンビアンだったが、シェアは前年同期の53.9%から37.8%に急減。アンドロイドのシェアが6%から22.3%に急増し、20.3%だったアップルのiOSを抜いて2位に浮上した。

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5カ国の携帯電話サービス加入者のうち、スマホ利用者は前年同期比44%増の8,840万人だった。アンドロイドの利用者数は1,970万人。最多は英国(630万人)で、次いでフランス(450万人)、ドイツ(400万人)だった。

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携帯電話機メーカーのうち、生産台数が最も多かったのは台湾のHTCで、アンドロイド搭載機種の34.6%を生産した。第2位のサムソンは31.7%。また、アンドロイド利用者のうち、英国では50%がHTC製、21.6%がサムソン製の携帯を利用していた。ほか4カ国ではサムソン製機種の利用者が最も多く、フランスではアンドロイド搭載機種の42.3%、その他3カ国でも30%超を占めている。

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