2011/10/31

産業・貿易

ダージリン紅茶も地理的表示保護、域外品目では7件目

この記事の要約

EUは25日付で、インド東部のダージリン地方で生産される紅茶「ダージリンティー」を地理的表示保護(PGI)の対象品目に認定した。現在はダージリン産の紅茶に他の地域で生産された紅茶を混合した製品も、EU域内でダージリンティ […]

EUは25日付で、インド東部のダージリン地方で生産される紅茶「ダージリンティー」を地理的表示保護(PGI)の対象品目に認定した。現在はダージリン産の紅茶に他の地域で生産された紅茶を混合した製品も、EU域内でダージリンティーとして販売することが認められているが、5年の移行期間終了後はブレンドティーにダージリンの名称を用いることができなくなる。

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PGIはEUが定める名称保護ルールの1つで、少なくとも生産過程の一部が特定の地域で行われた明確な特徴を持つ農産物や食品に適用される。これまでに1,000品目以上がPGIに認定されているが、インドの英字紙タイムズ・オブ・インディアなどによると、EU域外からの申請が認められたのは今回が7件目。PGIの認定を受けた域外産の品目には「コロンビア・コーヒー」や中国の「龍口春雨」などが含まれている。

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