2011/11/28

環境・通信・その他

欧州の淡水魚、3割が絶滅の危機=IUCN

この記事の要約

国際自然保護連合(IUCN)は22日公表した欧州の「レッドリスト」(絶滅の恐れのある種のリスト)で、同地域に生息する軟体動物と淡水魚、維管束植物の多くが絶滅の危機に瀕していると警告した。\ 6,000種の生物を対象に行っ […]

国際自然保護連合(IUCN)は22日公表した欧州の「レッドリスト」(絶滅の恐れのある種のリスト)で、同地域に生息する軟体動物と淡水魚、維管束植物の多くが絶滅の危機に瀕していると警告した。

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6,000種の生物を対象に行った調査の結果、域内の淡水軟体動物の44%、淡水魚の33%、両生類の23%に絶滅の恐れがあることが分かった。また、陸生軟体動物(20%)、爬虫類(19%)、哺乳類(15%)、トンボ(15%)、鳥類(13%)、朽木性昆虫類(11%)、蝶(9%)も同様の危険にさらされているという。

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IUCNは欧州委員会の委託により、欧州を生息域とする6,000種について調査を実施しているほか、世界各地に生息する生物47,000種についても調査を行い、定期的にレッドリストを公表している。

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