2011/12/5

環境・通信・その他

欧州のHIV感染者増加、AIDS発症は減少=WHO

この記事の要約

世界保健機関(WHO)と欧州疾病対策センター(ECDC)が11月30日に発表した報告書によると、昨年にEU域内および欧州経済領域で新たに確認されたHIV感染者は27,116人で、前年から約4%増加した。一方、AIDSの発 […]

世界保健機関(WHO)と欧州疾病対策センター(ECDC)が11月30日に発表した報告書によると、昨年にEU域内および欧州経済領域で新たに確認されたHIV感染者は27,116人で、前年から約4%増加した。一方、AIDSの発症率は着実に低下しており、昨年報告された発症者数は4,666人で、2004年からほぼ半減した。治療方法の改善が主な理由とみられており、専門家らは改めて、感染の早期発見がAIDSまん延を予防するカギだと強調。今後の状況改善には、さらなる政治の関与が必要だと指摘している。

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なお、同月下旬に公表された国連の報告書によると、HIVへの感染が確認されている人の数は過去最高の3,400万人に達している。AIDS関連の死因による死者数は、最も多かった2005年の220万人から、昨年は180万人に減少した。

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