2011/12/27

総合 –EUウオッチャー

スウェーデン中銀、09年以来の利下げ実施

この記事の要約

スウェーデン中央銀行は20日、政策金利を現行の2%から0.25ポイント引き下げ、1.75%にすると発表した。ユーロ圏の債務危機が国内経済にも悪影響を及ぼすことが避けられない情勢となったことを受けたもの。2009年7月以来 […]

スウェーデン中央銀行は20日、政策金利を現行の2%から0.25ポイント引き下げ、1.75%にすると発表した。ユーロ圏の債務危機が国内経済にも悪影響を及ぼすことが避けられない情勢となったことを受けたもの。2009年7月以来の利下げとなる。

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スウェーデン経済は2009年に低迷したが、10年から回復。今年7-9月期にはEUで最高となる前期比1.6%の成長を確保した。しかし、中銀はユーロ圏の信用不安で、経済の柱となる輸出が落ち込むことから、景気の失速が必至として、利下げに踏み切った。中銀は声明で「金利は少なくとも2012年中は現行水準程度にとどまるだろう」として、低金利を維持する方針を示したが、市場では再利下げを迫られるとの見方も出ている。

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