2012/2/13

競争法

ボーダフォンがギリシャでの合併断念、EUの難色受け

この記事の要約

携帯電話サービスで世界最大手の英ボーダフォンは6日、ギリシャ子会社とギリシャ同業ウィンド・ヘラスを合併する計画を断念したと発表した。理由は明らかにしていないが、EUの認可を得るのが難しいと判断したもようだ。\ ボーダフォ […]

携帯電話サービスで世界最大手の英ボーダフォンは6日、ギリシャ子会社とギリシャ同業ウィンド・ヘラスを合併する計画を断念したと発表した。理由は明らかにしていないが、EUの認可を得るのが難しいと判断したもようだ。

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ボーダフォンは昨年8月、ウィンド・ヘラスの債権者と合併協議を行っていることを明らかにしていた。

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ギリシャの携帯電話サービス市場では、ドイツテレコム傘下の最大手へレニック・テレコミュニケーションズ(OTE)とボーダフォン子会社、ウィンド・ヘラスの3社が事業を展開している。ブルームバーグによると、EUの欧州委員会は2位ボーダフォンと3位ウィンド・ヘラスが合併すると2社体制になり、健全な競争が保てないとして、合併計画に難色を示したことから、双方は合併を断念し、交渉打ち切りを決めたという。

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