2012/2/20

産業・貿易

1月のEU新車販売7%減、6月以来の大幅低迷

この記事の要約

欧州自動車工業会(ACEA)が16日発表したEU(マルタを除く26カ国)の1月の新車販売(登録)台数は96万8,769台となり、前年同月から7.1%減少した。債務危機の影響で需要が冷え込み、昨年6月以来の大幅な落ち込みと […]

欧州自動車工業会(ACEA)が16日発表したEU(マルタを除く26カ国)の1月の新車販売(登録)台数は96万8,769台となり、前年同月から7.1%減少した。債務危機の影響で需要が冷え込み、昨年6月以来の大幅な落ち込みとなった。(表参照)

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主要市場ではフランスが20.7%減、イタリアが16.9%減と大きく低迷。ドイツも0.4%減と落ち込んだ。スペインは2.5%増、英国は横ばいだった。

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欧米の主要メーカーは、最大手の独フォルクスワーゲン(VW)が0.7%増となったほか、ダイムラーも伸びを記録したが、その他は低迷。とくに仏PSAプジョーシトロエンが14.9%減、ルノーが25.2%減、伊フィアットが16.2%減と大幅に悪化した。

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日本勢はトヨタが8.3%、日産が0.4%、スズキ15.1%、ホンダが23.8%、マツダが36.1%、三菱が18.3%の幅で減少。EUとの自由貿易協定(FTA)締結効果で好調だった韓国勢と大きく明暗が分かれた。

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