2012/2/27

欧州ビジネスウオッチ

仏プジョー、GMと提携交渉

この記事の要約

フランスのベルトラン労相は22日、同国自動車最大手のPSAプジョーシトロエンが米ゼネラルモーターズ(GM)と提携交渉を進めていることを明らかにした。詳細は不明だが、両社は欧州事業での業務提携を検討しているもようだ。\ 英 […]

フランスのベルトラン労相は22日、同国自動車最大手のPSAプジョーシトロエンが米ゼネラルモーターズ(GM)と提携交渉を進めていることを明らかにした。詳細は不明だが、両社は欧州事業での業務提携を検討しているもようだ。

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英フィナンシャル・タイムズは21日、プジョーはGM欧州部門のオペル、ボクソールとエンジン、変速機を共同生産し、双方のブランドの自動車に利用する方向で協議していると報じていた。ベルトラン労相はラジオ番組で、プジョーのフィリップ・バラン最高経営責任者(CEO)から、コスト削減のためGMと「戦略的提携」に向けた交渉を行っているという連絡を受けたことを明らかにし、報道内容を大筋で確認した。

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プジョーとGMの欧州事業は赤字状態にある。両社は生産提携でコストを削減し、収益改善を図りたい考えとみられる。

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仏経済紙レゼコーは消息筋情報として、両社が3月にジュネーブで開催される自動車ショーで、提携を正式発表する見込みと伝えている。

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