エネルギー大手の仏GDFスエズは16日、70％を出資する英電力大手インターナショナル・パワー（IP）の株式30％を取得し、同社を完全子会社化することで合意したと発表した。IP当初、同計画を拒否していたが、GDFスエズが条件を引き上げたことから受け入れに転じた。
\GDFスエズは3月末、IPの株式30％を総額60億ポンド（約72億7,000万ユーロ）で取得することを提案していたが、IPは同価格を不服とし、拒否を表明していた。これに対してGDFスエズは、1株当たりの買い取り価格を3.9ポンドから4.18ポンド引き上げることを提案。IP取締役会の同意を取り付けた。
\IPは英国のほか、ブラジル、インドネシア、サウジアラビアなど新興国で事業を展開している。GDFスエズは同社を完全子会社とすることで、急成長が見込める新興市場での事業基盤を強化する。
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