スペインの貯蓄銀行リベルバンク、イベルカハ、カハ3の3行は5月29日、合併すると発表した。政府が求める不良債権引当金の上積みに対応するため。合併で誕生する新銀行は、資産額ベースで国内7位の銀行となる。
\スペイン政府は不動産バブル崩壊によって巨額の不良債権を抱える国内銀行に対して、引当金を300億ユーロ上積みすることを求めており、各行は6月11日までに具体的な方策を提出しなければならない。単独での上積みが不可能な銀行は、6月30日までに合併計画をまとめることを求められる。
\合併する3行は、いずれも非上場の中堅貯蓄銀行。イベルカハとカハ3は以前から合併交渉を進めてきたが、新たにリベルバンクが交渉に加わり、3行による合併を決めた。
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