2012/7/2

競争法

チェコ国営電力が発電所売却を検討、EUの独占疑惑解消へ

この記事の要約

EU競争法違反の疑いで調査対象となっているチェコ電力最大手の国営CEZが、同問題の解決に向けて、保有する発電所の売却を検討している。6月26日付の英フィナンシャル・タイムズが報じた。\ EUの欧州委員会は2009年、電力 […]

EU競争法違反の疑いで調査対象となっているチェコ電力最大手の国営CEZが、同問題の解決に向けて、保有する発電所の売却を検討している。6月26日付の英フィナンシャル・タイムズが報じた。

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EUの欧州委員会は2009年、電力元売り市場を独占するCEZが、その地位を悪用して反競争的な行為に及び、電力価格を引き上げている疑いがあるとして、立ち入り調査を実施していた。

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同紙によると、CEZは独占問題を解消して、欧州委から調査打ち切りを取り付けるため、一部の発電所の売却を検討中。4つの石炭火力発電所(出力各800メガワット)などが売却候補となっている。

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