欧州自動車工業会(ACEA)が17日発表したEU(マルタを除く26カ国)の6月の新車販売(登録)台数は120万1,578台で、前年同月から2.8%減少した。販売低迷は9カ月連続。ただ、最大手の独フォルクスワーゲン(VW)が値下げ効果で販売が回復したことなどで、下げ幅は前月の8.7%を大きく下回り、昨年10月以来の低水準にとどまった。
\主要市場では、フランス、イタリア、スペインで落ち込んだが、ドイツが2.9%、英国が3.5%の幅で増加した。
\欧米の主要メーカーは、VWが3.3%増となり、唯一伸びを記録した。日本勢はトヨタが19.8%増、日産が8.8%増、ホンダが23.2%増と健闘した。
\EUの1-6月の販売台数は前年同期比6.8%減の664万4,829台。主要市場で伸びを記録したのはドイツ、英国だけだった。
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