2012/11/26

総合 –EUウオッチャー

ボルグ氏の欧州委員就任、欧州議会が承認

この記事の要約

欧州議会は21日の本会議で、マルタのトニオ・ボルグ元外相が欧州委員会の保健・消費者保護担当委員に就任することを賛成多数で承認した。ボルグ氏は加盟国による承認を経て、欧州委員に正式就任する。\ 今回の人事は、前任者であるマ […]

欧州議会は21日の本会議で、マルタのトニオ・ボルグ元外相が欧州委員会の保健・消費者保護担当委員に就任することを賛成多数で承認した。ボルグ氏は加盟国による承認を経て、欧州委員に正式就任する。

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今回の人事は、前任者であるマルタ出身のダッリ前委員が汚職疑惑の浮上を受けて、10月に辞職したことに伴うもの。マルタ政府が公認候補としてボルグ氏を指名していた。

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ボルグ氏の新欧州委員就任をめぐっては、同氏が保守的なキリスト教徒で、過去に妊娠中絶や同性愛者の権利、幹細胞研究の推進などに批判的な発言を行ったことから、EUの政策と食い違うとして難色を示す動きがあり、本会議では中道左派の欧州社会党や緑の党、リベラル派が反対票を投じた。しかし、最大会派である中道右派・欧州人民党(EPP)の支持により、賛成386、反対281の賛成多数で就任が承認された。

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