2012/12/17

欧州ビジネスウオッチ

STマイクロ、エリクソンとの合弁解消へ

この記事の要約

欧州半導体最大手のSTマイクロエレクトロニクスは10日、スウェーデン通信機器大手エリクソンとの携帯電話用半導体での合弁を解消する方向で協議していることを明らかにした。同事業の不振を受けたもので、2013年9月末までの解消 […]

欧州半導体最大手のSTマイクロエレクトロニクスは10日、スウェーデン通信機器大手エリクソンとの携帯電話用半導体での合弁を解消する方向で協議していることを明らかにした。同事業の不振を受けたもので、2013年9月末までの解消を目指す。

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STマイクロエレクトロニクスとエリクソンは2009年、携帯電話用の半導体を製造する合弁会社「STエリクソン」を折半出資で設立した。しかし、急速に普及が進むスマートフォン向けの半導体で出遅れ、業績不振が続き、赤字が膨らんでいる。

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STエリクソンは従業員の25%削減など合理化に取り組んできたが、好転の兆しがないことから、STマイクロエレクトロニクスは合弁事業から手を引き、自動車、コンピューター、家電向け半導体事業に経営資源を集中することを決めた。

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