2013/1/21

総合 –EUウオッチャー

対ギリシャ融資、IMFも再開

この記事の要約

国際通貨基金(IMF)は16日の理事会で、深刻な債務危機に陥っているギリシャへの融資再開を決定した。追加で32億4000万ユーロの融資を実施する。\ 今回の融資は、EUとIMFが昨年3月に決めたギリシャへの第2次支援(総 […]

国際通貨基金(IMF)は16日の理事会で、深刻な債務危機に陥っているギリシャへの融資再開を決定した。追加で32億4000万ユーロの融資を実施する。

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今回の融資は、EUとIMFが昨年3月に決めたギリシャへの第2次支援(総額約1,300億ユーロ)の一部。すでにIMFは16億ユーロの融資を実施したが、金融支援の条件である財政再建が政権交代によって不透明となったことから、6月から融資を凍結していた。

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IMFとユーロ圏は11月、ギリシャ政府が新たな財政緊縮策などをまとめたことから、融資再開で合意。その後もIMFはギリシャの財政改善に向けた取り組みを注視してきたが、「ギリシャの財政(再建)努力は目覚しい」(ラガルド専務理事)として、追加融資の実施を決めた。

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EUは総額491億ユーロの追加融資のうち343億ユーロを昨年12月に実施。残りも3月末までに実施することになっている。

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