2013/2/4

産業・貿易

アルゼンチン輸入規制めぐる紛争、WTOがパネル設置

この記事の要約

アルゼンチンの輸入規制が国際ルールに違反しているとして、EUと日米が世界貿易機関(WTO)に提訴している問題で、WTOは1月28日、紛争処理小委員会(パネル)を設置した。これにより同問題は本格的な通商紛争に発展したことに […]

アルゼンチンの輸入規制が国際ルールに違反しているとして、EUと日米が世界貿易機関(WTO)に提訴している問題で、WTOは1月28日、紛争処理小委員会(パネル)を設置した。これにより同問題は本格的な通商紛争に発展したことになる。

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アルゼンチンは2008年のリーマンショック以降に、工業製品を対象とした輸入許可制度や、すべての輸入品に対する事前審査・登録制度を導入している。これを保護主義的と批判するEUは、日米と共同でWTOに提訴。昨年12月にパネル設置を要請していた。

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EUが最も問題視しているのは、アルゼンチンが08年に導入した輸入許可制度。欧州委によると、昨年3月時点で自動車および自動車部品、パソコン、携帯電話など約600品目が同制度の対象となっている。

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