2013/2/4

欧州ビジネスウオッチ

ダイムラー、フォード・日産と燃料電池開発で提携

この記事の要約

自動車大手のダイムラーは1月28日、フォード、日産自動車と燃料電池車の開発で提携すると発表した。提携により各社の投資コストを圧縮するほか、規模の効果を活用して生産コストを低減。早ければ2017年にも手ごろな価格の量産モデ […]

自動車大手のダイムラーは1月28日、フォード、日産自動車と燃料電池車の開発で提携すると発表した。提携により各社の投資コストを圧縮するほか、規模の効果を活用して生産コストを低減。早ければ2017年にも手ごろな価格の量産モデルを発売する予定だ。

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ダイムラーとフォードはすでに燃料電池車の開発で協働しており、日産が新たに参加する形となる。出資比率は3社均等。日産とアライアンスを組み仏ルノーは将来的に同プロジェクトに加わることができる。

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3社は今回の提携が、燃料電池分野へのサプライヤーの投資や、水素インフラの世界的な整備の呼び水となることも期待している。

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燃料電池車の共同開発に関してはトヨタ自動車と独BMWが24日に提携合意を発表したばかり。

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一方、ダイムラーは1日、戦略提携先の北京汽車集団(BAIC)の乗用車部門に12%を出資することで合意したと発表した。これによってアウディ、BMWに比べて後れを取っている中国事業の強化を図る。

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両社は同時に、折半出資の合弁生産会社・北京ベンツ汽車有限公司(BBAC)に対するBAICの出資比率を51%に引き上げることでも合意した。

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