2013/3/4

産業・貿易

中国の反ダンピング措置は違法、X線検査装置めぐる紛争でEUに軍配=WTO

この記事の要約

EU域内で生産されるエックス線検査装置に中国が反ダンピング措置を発動したのは不当、としてEUが提訴している問題で、世界貿易機関(WTO)の紛争処理小委員会(パネル)は2月26日、中国を協定違反とする報告書を採択した。\ […]

EU域内で生産されるエックス線検査装置に中国が反ダンピング措置を発動したのは不当、としてEUが提訴している問題で、世界貿易機関(WTO)の紛争処理小委員会(パネル)は2月26日、中国を協定違反とする報告書を採択した。

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中国政府は2011年1月、EU製の保安用エックス線検査装置が不当な安値で輸出されているとして、33.5~71.8%の反ダンピング税を課した。これをEUは不当とし、同年7月に提訴していた。

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パネルの報告書は、中国政府は反ダンピング調査に際して価格を公正に分析しておらず、中国メーカーが悪影響を受けたとする根拠も示していないとして、EUの主張を認めた。

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中国政府は同裁定を不服とする場合、60日以内に上訴できる。

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