2013/3/25

欧州ビジネスウオッチ

エリクソンとSTマイクロ、今秋に合弁解消

この記事の要約

スウェーデン通信機器大手エリクソンと欧州半導体最大手STマイクロエレクトロニクスは18日、携帯電話用半導体での合弁を今秋までに解消すると発表した。これに伴い、エリクソンは約4億ユーロ、STマイクロエレクトロニクスは最大3 […]

スウェーデン通信機器大手エリクソンと欧州半導体最大手STマイクロエレクトロニクスは18日、携帯電話用半導体での合弁を今秋までに解消すると発表した。これに伴い、エリクソンは約4億ユーロ、STマイクロエレクトロニクスは最大3億4,500万ユーロの損失を計上する。

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STマイクロエレクトロニクスは2009年、エリクソンと携帯電話用の半導体を製造する合弁会社「STエリクソン」を折半出資で設立した。しかし、急速に普及が進むスマートフォン向けの半導体で出遅れ、赤字が膨らんでいることから、昨年12月に解消を発表していた。

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合弁解消に伴いエリクソンはLTE対応の移動通信機器用チップ事業を引き取り、STマイクロエレクトロニクスはその他の製品と一部の工場、および検査施設を引き取る。5,000人いる従業員のうち1,800人はエリクソン、950人はSTマイクロエレクトロニクスに移籍する。

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