欧州委員会が3月27日発表した同月のユーロ圏の景況感指数(ESI、標準値100)は90となり、前月の91.1から1.1ポイント低下した。景況感は昨年11月から4カ月連続で改善していた。3月の悪化はキプロス危機の影響が大きいとみられている。
\ESI はEU内の企業経営者約13万人と約4万人の消費者を対象とした聞き取り調査に基づいてまとめられる。部門別では製造業が1.2ポイント、サービス業が1.6ポイント、小売業が1.5ポイント、建設業が0.6ポイントの幅で前月から悪化。消費者は0.1ポイント改善した。
\EU27カ国ベースのESIは前月を0.6ポイント下回る91.4。主要国ではフランスが1.7ポイント、ドイツが1.6ポイント、スペインが0.9ポイントの低下となった。
\