2013/4/29

産業・貿易

対ミャンマー制裁を解除、武器禁輸は継続

この記事の要約

EUは22日に開いた外相理事会で、ミャンマーに対する制裁措置について、武器禁輸措置を除いて解除することを正式に決定した。民主化が進展していることを評価した。\ 外相理事会は昨年4月、民政移管後のミャンマーで民主化と経済改 […]

EUは22日に開いた外相理事会で、ミャンマーに対する制裁措置について、武器禁輸措置を除いて解除することを正式に決定した。民主化が進展していることを評価した。

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外相理事会は昨年4月、民政移管後のミャンマーで民主化と経済改革が進んでいることを受けて制裁の緩和を決定。軍・政府高官ら約500人のEU域内への渡航や資源系企業800社超との取引などを解禁するとともに、1年かけて民主化の進捗状況を見極めたうえで制裁の解除を決める方針だった。

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外相理事会は声明で、「EUはミャンマーとの関係に新たな一章を開き、持続的なパートナシップを築きたいと考えている」と期待感を示す一方で、北部カチン州における政府軍と少数民族カチンの武装勢力の武力衝突問題や、イスラム系少数民族ロヒンギャ族の待遇改善など、「取り組むべき大きな課題がある」と指摘した。

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