2013/5/21

産業・貿易

4月のEU新車販売1.7%増、19カ月ぶりプラスに

この記事の要約

欧州自動車工業会(ACEA)が17日発表したEU(マルタを除く26カ国)の4月の新車販売(登録)台数は前年同月比1.7%増の103万8,343台となり、19カ月ぶりに伸びを記録した。ただ、販売増加は営業日が前年同月より2 […]

欧州自動車工業会(ACEA)が17日発表したEU(マルタを除く26カ国)の4月の新車販売(登録)台数は前年同月比1.7%増の103万8,343台となり、19カ月ぶりに伸びを記録した。ただ、販売増加は営業日が前年同月より2日多かった影響が大きく、自動車市場が復調に転じたとはいえないとの見方が多い。(表参照)

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主要市場ではドイツが3.8%増、スペインが10.8%増、英国が14.8%増となった一方で、フランスは5.3%減、イタリアは10.8%減と不振が続いている。

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欧米の主要メーカーでは、最大手の独フォルクスワーゲン(VW)が9.9%増となったほか、仏ルノー、独ダイムラーが伸びたが、その他は低迷。仏PSAプジョーシトロエンが10.1%減、伊フィアットが10%減と大きく落ち込んだ。

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日本勢はスズキを除いて増加。上げ幅はトヨタが5.3%、日産が5.8%、ホンダが5.2%、マツダが9.7%、三菱が13.1%増だった。

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