2013/5/21

競争法

ノルウェー2社のアルミ事業統合を承認、一部事業売却を条件に

この記事の要約

欧州委員会は13日、ノルウェーの複合企業オルクラとエネルギー・金属大手ノルスクハイドロがアルミニウム事業を統合する計画を承認したと発表した。ただし、一部事業の売却が条件となる。\ オルクラとノルスクハイドロは昨年10月、 […]

欧州委員会は13日、ノルウェーの複合企業オルクラとエネルギー・金属大手ノルスクハイドロがアルミニウム事業を統合する計画を承認したと発表した。ただし、一部事業の売却が条件となる。

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オルクラとノルスクハイドロは昨年10月、アルミ事業を統合し、折半出資の合弁会社「サパ」を設立することで合意。「サパ」はアルミ押出し材で世界最大となる。

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欧州委の審査では、両社の事業統合には多孔押出し材(MPE)、軟質合金押出し材部門で競争上の問題があると判断された。これに対して両社は、オルクラがオランダで展開するMPE事業と、ノルスクハイドロがノルウェーに持つ軟質合金押出し材プラントを売却することを提案。欧州委は同売却によって競争上の懸念は払しょくされるとして、その実施を条件に統合計画を承認した。

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