2013/8/5

産業・貿易

中国製太陽光パネルめぐる和解案、欧州委が正式承認

この記事の要約

欧州委員会は2日、中国製太陽光パネルのダンピング問題をめぐって中国政府と合意した和解案を正式承認したと発表した。和解案に基づく法的措置は6日付で発効となる。\ 欧州委のデフフト委員(通商担当)が7月27日に発表した和解案 […]

欧州委員会は2日、中国製太陽光パネルのダンピング問題をめぐって中国政府と合意した和解案を正式承認したと発表した。和解案に基づく法的措置は6日付で発効となる。

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欧州委のデフフト委員(通商担当)が7月27日に発表した和解案は、中国の太陽光パネルメーカーがEUへの輸出に最低価格を設けるという内容。欧州委は最低価格を順守するメーカーの製品に対して、6月から導入している反ダンピング税の適用を6日付で打ち切る。ただし、中国製品の年間輸入量が7ギガワットを超えた場合は、超過分には平均47.6%の反ダンピング税を課す。

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欧州委によると、同合意はEU加盟28カ国が「ほぼ全会一致」で支持し、反対を表明した国はなかったという。

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