2013/8/5

欧州ビジネスウオッチ

EADS、「エアバス・グループ」に社名変更

この記事の要約

欧州航空防衛大手のEADSは7月31日、社名を「エアバス・グループ」に変更すると発表した。エアバスは売上げの3分の2を占めるうえ、世界的に知名度も高いため、グループ全体の社名に採用する。\ 社名変更に合わせて現在4つある […]

欧州航空防衛大手のEADSは7月31日、社名を「エアバス・グループ」に変更すると発表した。エアバスは売上げの3分の2を占めるうえ、世界的に知名度も高いため、グループ全体の社名に採用する。

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社名変更に合わせて現在4つある事業部門を3つに再編。航空機部門エアバスは民間機専門の部門となり、軍用機事業と軍需部門カシディアン、宇宙部門アストリウムは新設の「エアバス・ディフェンス ・アンド・スペース」に統合される。ヘリコプター部門ユーロコプターは名前をエアバス・ヘリコプターズに変更する。3部門はすべて「エアバス」の一語を採用しているため、同一グループに属していることが分かりやすくなり、知名度が上がる効果が期待できる。組織再編は来年1月1日から段階的に実施し、下半期に終了する予定。

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同日発表した2013年第4-6月期(第2四半期)の純利益は前年同期比14%増の5億1,800万ユーロだった。民間機需要の拡大に支えられエアバス部門が63%増の6億3,700万ユーロに拡大し、全体をけん引した。売上高は3%増の139億4,500万ユーロ。

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