2013/8/19

競争法

アメリカン航空とUSエアの合併を承認、条件付きで=欧州委

この記事の要約

欧州委員会は5日、アメリカン航空の親会社AMRとUSエアウェイズの合併計画を承認したと発表した。両社がロンドン~フィラデルフィア便の発着枠の一部を手放すことなどが条件となる。\ 2011年に米連邦破産法11条の適用を申請 […]

欧州委員会は5日、アメリカン航空の親会社AMRとUSエアウェイズの合併計画を承認したと発表した。両社がロンドン~フィラデルフィア便の発着枠の一部を手放すことなどが条件となる。

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2011年に米連邦破産法11条の適用を申請し、再建を模索しているアメリカン航空とAMRは今年2月にUSエアウェイズと合併で合意していた。合併で誕生する新会社は、世界最大の航空会社となる。

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欧州委の合併審査では、両社が英ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)とスペインのイベリア航空と結んでいる大西洋路線での業務提携を通じて、英ヒースロー空港とフィラデルフィア空港を結ぶ路線を独占することが問題視された。

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これに関して両社は、同路線の運航を1日当たり1便減らし、発着枠を返上することや、他社の参入を促す措置の導入を是正策として提案。欧州委はこれによって競争上の問題は払しょくされるとして、その実施を条件に合併を承認した。

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