2013/9/16

欧州ビジネスウオッチ

パナソニック、独社と家庭用燃料電池を共同開発

この記事の要約

パナソニックは9日、独ボイラー大手フィスマンと共同で欧州市場向けの家庭用燃料電池コージェネレーションシステムを共同開発したと発表した。今後フィスマンの販路を活用して販売を強化する。\ 欧州では暖房への温水利用や高い環境意 […]

パナソニックは9日、独ボイラー大手フィスマンと共同で欧州市場向けの家庭用燃料電池コージェネレーションシステムを共同開発したと発表した。今後フィスマンの販路を活用して販売を強化する。

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欧州では暖房への温水利用や高い環境意識を受けてコージェネ需要の拡大が予想されており、パナソニックは同地への導入に向けて現地の使用環境に適した製品の研究開発をフィスマンと共同で進めてきた。

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共同開発した製品は発電効率が37%、熱回収効率が53%で、総合効率は90%に達する。携帯端末を使って操作したり、発電・メンテナンス情報などを確認することができる。

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パナソニックは燃料電池ユニットの開発と製造を担当。フィスマンは貯湯タンク・バックアップボイラーユニットの開発と製造を行うほか、最終組み立てを引き受ける。

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販売は2014年4月にドイツのハイカロリーガス利用地域で開始。その後はドイツのローカロリーガス利用地域や英国、フランスなどでも市場投入し、将来的には欧州全域で展開していく方針だ。

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