2013/10/7

総合 –EUウオッチャー

ブレア元首相がアルバニアの顧問に、EU加盟へ助言

この記事の要約

EU加盟を目指すアルバニア政府は3日、ブレア元英首相が顧問となり、同国のEU加盟に向けた助言やロビー活動を行うと発表した。欧州政界に多くの人脈を持ち、カリスマ的人気を誇るブレア氏の影響力を使い、こう着状態にある加盟手続き […]

EU加盟を目指すアルバニア政府は3日、ブレア元英首相が顧問となり、同国のEU加盟に向けた助言やロビー活動を行うと発表した。欧州政界に多くの人脈を持ち、カリスマ的人気を誇るブレア氏の影響力を使い、こう着状態にある加盟手続きの前進を図る。

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アルバニアは加盟の第一段階であるSAAに2006年に調印。09年にEU加盟を正式に申請した。しかし、政治・経済改革や汚職、組織犯罪対策の遅れが障害となり、次の段階となる加盟候補国認定に至っていない。

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ブレア氏はアルバニア政府に国内改革で助言するほか、EU加盟国に同国の早期加盟を働きかける役割を担うとみられる。

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ブレア氏は首相退任後、各方面で顧問として活動しており、その顧問料は高額なことで知られるが、アルバニアのラマ首相によると、今回のケースは「ボランティア的」なもので、顧問料は支払われないという。

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