2013/10/7

産業・貿易

インドネシアと違法伐採対策で協定

この記事の要約

EUとインドネシアは9月30日、違法伐採された木材および関連製品のEU向け輸出を禁止する自主的2カ国間協定(VPA)に正式調印した。これによって、EUではインドネシアで合法に伐採されたことが証明された木材製品だけが輸入を […]

EUとインドネシアは9月30日、違法伐採された木材および関連製品のEU向け輸出を禁止する自主的2カ国間協定(VPA)に正式調印した。これによって、EUではインドネシアで合法に伐採されたことが証明された木材製品だけが輸入を認められるようになる。

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インドネシアはVPA調印により、国内で伐採された木材の履歴を追跡するシステムを整備し、違法伐採されたものでないことを確認することを求められる。

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EUでは今年3月、違法に伐採された木材や木材製品のEU市場における取引を禁止する「EU木材規則」が発効し、域内の輸入業者は供給先に対象製品の合法性を確認することを義務付けられている。今回の協定によって、インドネシア産の木材は合法的に伐採されたとみなされることになる。

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欧州委によると、EUはインドネシア産木材の最大の市場で、主にドイツ、英国、オランダ、ベルギー、スペイン、フランス、イタリアに輸出されている。

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これまでにEUはガーナ、カメルーン、コンゴ、リベリア、中央アフリカとVPAを締結している。アジア諸国とのVPAはインドネシアが初めて。

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