スペイン経済が復調している。スペイン中央銀行は23日、今年7-9月期の国内総生産(GDP)が前期比0.1%増だったと発表した。同国は不動産バブル崩壊、債務危機でマイナス成長が続いていたが、9四半期ぶりにプラス成長となり、景気後退からようやく脱した。
\中銀によると、輸出が成長を牽引し、GDPを0.4%押し上げた。ただ、内需が引き続き低迷し、全体の伸び率は小幅の0.1%にとどまった。
\同期の公式GDPは、スペイン政府統計局が30日に発表する予定。過去の例では、中銀と統計局のデータは一致する場合が圧倒的に多い。
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