2013/11/4

総合 –EUウオッチャー

9月のユーロ圏失業率12.2%、過去最悪を更新

この記事の要約

EU統計局ユーロスタットが10月31日発表したユーロ圏の9月の失業率(速報値・季節調整済み)は12.2%となり、ユーロ導入後の最高値を更新した。景気は回復傾向にあるものの、なお雇用悪化が続いていることが確認された。(表参 […]

EU統計局ユーロスタットが10月31日発表したユーロ圏の9月の失業率(速報値・季節調整済み)は12.2%となり、ユーロ導入後の最高値を更新した。景気は回復傾向にあるものの、なお雇用悪化が続いていることが確認された。(表参照)

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8月の失業率は速報値で12%となっていたが、ユーロスタットは同日、12.2%に上方修正した。

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EU28カ国の失業率は11%。国別ではスペインが26.6%で最高だった。このほかフランス、イタリア、アイルランド、ポルトガルなど11カ国で10%を超えている。ギリシャは最新のデータである7月の時点で27.6%となっており、実際には同国が最悪の状況にある。

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ユーロ圏では、とくに若者の雇用情勢が厳しく、失業率は前月を0.1ポイント上回る24.1%まで悪化。スペイン、ハンガリーで50%を超えている。

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