2013/12/2

欧州ビジネスウオッチ

ティッセンクルップ、米子会社を新日鉄住金などに売却

この記事の要約

独鉄鋼大手ティッセンクルップは11月29日、米国の製鉄子会社ティッセンクルップ・スチールUSAをアルセロールミタル(ルクセンブルク)と新日鉄住金に15億5,000万ドルで売却することで合意したと発表した。アルセロールと新 […]

独鉄鋼大手ティッセンクルップは11月29日、米国の製鉄子会社ティッセンクルップ・スチールUSAをアルセロールミタル(ルクセンブルク)と新日鉄住金に15億5,000万ドルで売却することで合意したと発表した。アルセロールと新日鉄住金は同社を折半出資の合弁会社とする。2014年半ばの売却手続き完了を見込む。

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アルセロールと新日鉄住金は同買収によって、アラバマ州カルバートにあるティッセンクルップの自動車用鋼板工場を取得する。同取引に伴い、両社はティッセンクルップのブラジルの製鉄所から鋼板加工用素材のスラブを6年間にわたって年200万トン購入する契約も結んだ。

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ティッセンクルップは同事業が不振で損失が膨らんでいることから、1年半前から売却を模索していた。

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