2013/12/16

環境・通信・その他

機内の電子機器利用、EU当局が規制緩和を正式発表

この記事の要約

EUの欧州航空安全庁(EASA)は9日、旅客機内での携帯電話、タブレット型端末、電子書籍端末など電子機器の利用規制を緩和したと発表した。「機内モード」に設定することを条件に、これまで禁止されていた離着陸時と地上走行時の利 […]

EUの欧州航空安全庁(EASA)は9日、旅客機内での携帯電話、タブレット型端末、電子書籍端末など電子機器の利用規制を緩和したと発表した。「機内モード」に設定することを条件に、これまで禁止されていた離着陸時と地上走行時の利用も認める。

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今回の措置は、10月に同様の規制緩和を発表した米連邦航空局(FAA)に追随するもの。これまでは音声通話、パケット通信、Wi-Fiなどワイヤレス通信機能をオフにする機内モードに設定していても、離着陸時と地上走行時に電源を切ることを求めていたが、全行程で利用できるようになる。

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EASAの規制緩和は、あくまでも指針を示すもので、これを実施するかどうかは各航空会社の判断に委ねられるが、EASAは数週間以内に多くの航空会社が同指針を採用すると見込んでいる。

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EUでは機内モードをオフにした音声通話などは、機内に通信接続システムが整備されている場合に限られ、しかも飛行中にしか認められていないが、これについてもEASAは規制緩和を検討しており、2014年初めに指針を示す予定だ。

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