2014/1/20

総合 –EUウオッチャー

13年独成長率0.4%に低下、2年連続1%未満に

この記事の要約

ドイツ連邦統計局が15日発表した2013年の国内総生産(GDP)実質成長率は0.4%(速報値)となり、前年の0.7%から低下した。1%を割り込むのは2年連続。欧州経済の低迷と世界経済減速の影響で外需(輸出-輸入)が大きく […]

ドイツ連邦統計局が15日発表した2013年の国内総生産(GDP)実質成長率は0.4%(速報値)となり、前年の0.7%から低下した。1%を割り込むのは2年連続。欧州経済の低迷と世界経済減速の影響で外需(輸出-輸入)が大きく悪化したことと響いた。内需は個人消費と政府支出がけん引し比較的好調だった。統計局のローデリヒ・エーゲラー長官は、景気は昨冬の弱含み局面以後、回復に向かっているとの見方を示した。

輸出の伸び率は前年の3.2%から0.6%に低下し、3年連続で落ち込んだ。輸入は同1.3%増だった。

内需は0.7%増加し、GDP成長率への寄与度も0.7ポイントに上った。個人消費と政府支出の伸び率はそれぞれ0.9%、1.1%で、前年とほぼ同じ水準を保っている。一方、投資は2年連続で減少。設備投資と建設投資の減少幅は各2.2%、0.3%に上った。