2014/1/20

産業・貿易

欧州の特許出願件数、過去最高に

この記事の要約

欧州特許庁(EPO)が16日発表した2013年の特許出願件数は前年比2.8%増の26万5,000件余りとなり、過去最高を更新した。増加は4年連続。アジア企業の出願が大きく増え件数が押し上げられた。特許付与件数は1.7%増 […]

欧州特許庁(EPO)が16日発表した2013年の特許出願件数は前年比2.8%増の26万5,000件余りとなり、過去最高を更新した。増加は4年連続。アジア企業の出願が大きく増え件数が押し上げられた。特許付与件数は1.7%増の6万6,700件だった。

EPO加盟38カ国の出願件数は横ばいの9万3,600件で、全体に占める割合は35.3%だった。米国は出願件数が2%増の6万4,800件、シェアが24.5%。日本はそれぞれ1.2%増の5万2,300件、19.7%だった。

伸び率が特に大きかったのは中国で18%増の2万2,200件に拡大した。シェアは8.4%に上る。韓国も16.6%増の1万6,900件と大きく伸びた。シェアは6.4%。

欧州諸国で出願件数が最も多いのはドイツで、3万2,000件(前年比6.3%減)に上った。シェアは12.1%。2位はフランスで、件数は横ばいの1万2,200件、シェアは4.6%。以下、スイス(件数2.2%減の8,000件、シェア3%)、オランダ(同18%増の7,600件、2.9%)、英国(2.9%減の6,500件、2.5%)、スウェーデン(7.7%増の5,000件、1.9%)と続く。