2014/1/27

決算情報

ドイツ銀行(2013年10-12月期決算)

この記事の要約

2013年10-12月期(第4四半期)決算(暫定値)の最終損益は9億6,500万ユーロの赤字で、前期の黒字(5,100万ユーロ)から悪化した。制裁金支払いと収益力の強化に向けたリスク資産の圧縮が響いた。 同行は昨年12月 […]

2013年10-12月期(第4四半期)決算(暫定値)の最終損益は9億6,500万ユーロの赤字で、前期の黒字(5,100万ユーロ)から悪化した。制裁金支払いと収益力の強化に向けたリスク資産の圧縮が響いた。

同行は昨年12月、ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の不正操作に関与したとしてEUから7億2,500万ユーロの制裁金支払いを命じられたほか、モーゲージ担保証券(MBS)の販売をめぐって米連邦住宅金融局(FHFA)から提訴されていた問題でも14億ユーロ(19億ドル)を支払いうことで和解。過去に行った不当行為が財務の大きな足かせとなっている。LIBOR問題では今後、英米当局からも支払いを命じられる見通しだ。

13年12月通期の最終利益は10億8,200万ユーロで、前期の3億1,500万ユーロから3.4倍に拡大した。