2014/2/17

産業・貿易

EU、アフガンとのWTO加盟交渉が妥結

この記事の要約

欧州委員会とアフガニスタン政府は10日、アフガンの世界貿易機関(WTO)加盟に向けた当事者間協議が妥結し、合意文書に調印したと発表した。アフガンは世界有数の経済地域であるEUとの交渉妥結で、WTO加盟に向けて弾みがついた […]

欧州委員会とアフガニスタン政府は10日、アフガンの世界貿易機関(WTO)加盟に向けた当事者間協議が妥結し、合意文書に調印したと発表した。アフガンは世界有数の経済地域であるEUとの交渉妥結で、WTO加盟に向けて弾みがついた。

アフガンは2004年11月にWTO加盟を申請。同12月にWTOの一般理事会が加盟作業部会(WP)を設置し、現在は既存加盟国・地域と加盟に向けた当事者間交渉を行っている。

EUはアフガンにとって輸出の9%、輸入の12%を占める主要な貿易相手。2012年はEUから同国に自動車、機械、鉱物燃料、電子機器など9億3,500万ユーロが輸出された。アフガンからEUへの同年の輸出は、革製品、果物、木の実など5,600万ユーロ相当だった。

EUは現在、後発開発途上国であるアフガンの経済発展を支援するため、武器の除く同国産製品の輸入に関税を課さず、数量制限も設けていない。