欧州委員会が2月27日発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は101.2となり、前月の101から0.2ポイント上昇した。景況感の改善は10カ月連続。長期平均の100を3カ月連続で超えた。
ESIはEU内の企業経営者と消費者を対象とした聞き取り調査に基づいてまとめられる。分野別では製造業が0.4ポイント、サービス業が0.8ポイント、小売業が0.5ポイント、建設業が1.3ポイントの幅で改善した。消費者は唯一、1ポイントの低下となった。
EUベースのESIは前月を0.2ポイント上回る105。主要国ではドイツ、英国、イタリア、オランダで上昇した。