2014/3/17

欧州ビジネスウオッチ

独建設大手ホッホティーフ、豪子会社にTOB

この記事の要約

独建設大手ホッホティーフは10日、豪子会社レイトンへの株式公開買い付け(TOB)を実施し、出資比率を現在の58.77%から74.23%に拡大する計画を発表した。同子会社はホッホティーフの利益の大半を稼いでいるにもかかわら […]

独建設大手ホッホティーフは10日、豪子会社レイトンへの株式公開買い付け(TOB)を実施し、出資比率を現在の58.77%から74.23%に拡大する計画を発表した。同子会社はホッホティーフの利益の大半を稼いでいるにもかかわらず、株価が低迷していることから、出資比率拡大の好機と判断した。出資比率の引き上げ後は派遣する役員数を増やす意向だ。

ホッホティーフレイトン株を1株当たり22.15豪ドルで買い取る。これは過去5日間の加重平均株価を18.8%上回る水準で、買付け総額は約11億5500万豪ドル(約7億5500万ユーロ)に上る。買収資金は手元資金と銀行融資で賄う。