2023年6月12日

ポーランド司法改革はEU法に「違反」、EU司法裁が最終判断

EU司法裁判所は5日、ポーランドの司法改革は法の支配や裁判官の独立といったEUの基本理念に反するとの判断を示した。司法裁は2021年にポーランド政府に対して改革措置の即時停止を命じ、さらに同国が対応を怠ったとして制裁金支

GSKの成人用RSウイルスワクチン、EUが認可

欧州委員会は6日、英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)が開発したRSウイルス感染症のワクチン「Arexvy(アジュバント添加RSウイルスワクチン)」を60歳以上の人に使用することを承認したと発表した。EUで高年齢

人工芝めぐりカルテルか、欧州委が関係企業に立ち入り調査

欧州委員会は7日、EU域内で人工芝を手がける企業がカルテルなどを禁じるEU競争法に違反している疑いで、関係各社に立ち入り調査を実施したと発表した。最終的に違反が確認された企業は、全世界の売上高の最大10%に相当する制裁金

ユーロ圏小売業売上高、7カ月連続で低迷

EU統計局ユーロスタットが6日に発表したユーロ圏の4月の小売業売上高(速報値・数量ベース)は前年同月比2.6%減だった。低迷は7カ月連続。物価高で実質所得が減り、個人消費を圧迫する状況が続いている。金利上昇、景気の停滞を

ユーロ圏生産者物価、4月も上昇鈍化

EU統計局ユーロスタットが5日に発表したユーロ圏の4月の生産者物価(建設業を除く)上昇率は前年同月比1.0%となり、前月の5.5%を下回った。エネルギー高騰の鈍化に伴い、縮小が続いている。(表参照) 上昇率は一時、40%

日立の仏タレス鉄道信号事業買収、英当局が競争阻害を懸念

英競争・市場庁(CMA)は8日、日立製作所が仏電子機器大手タレスの鉄道信号事業を買収する計画について、英国での市場競争が阻害される恐れがあるとの暫定的な見解を示した。国内鉄道網の整備コストが膨らみ、デジタル化にも悪影響が

ステランティス、廃車リサイクルの合弁会社設立へ

欧州自動車大手のステランティスは5日、ベルギーのリサイクル企業ガルーと廃車の金属、部品をリサイクルする合弁会社を設立する方向で協議を行っていることを明らかにした。サーキュラー・エコノミー(循環型経済)を推進する戦略に沿っ

IBM、独に量子データセンター開設

米IBMは6日、ドイツ南部のエーニンゲンに量子データセンターを開設すると発表した。同社が量子データセンターを設けるのは米ポキプシーに次いで2カ所目。欧州には量子コンピューターの最先端ユーザーが存在するほか、関心も高まって

ビボも独でスマホ販売停止、特許訴訟での敗訴受け

中国のスマートフォン大手ビボ(Vivo)がドイツでの製品販売を停止した。特許訴訟でフィンランド競合のノキアに敗訴したためで、オッポの独サイト上には「ビボ製品は現在、残念ながらドイツで入手できません」と記されている。ノキア

独、半導体助成から中国系企業を排除

独経済省は8日、国内の半導体プロジェクト31件に対する公的助成が欧州連合(EU)の欧州委員会から承認されたと発表した。申請したのは32件であるため1件が承認されなかったことになる。不許可となったのはオランダのネクスペリア

スポティファイが従業員2%を削減、ポッドキャスト部門再編で

音楽配信サービス大手のスポティファイ・テクノロジー(スウェーデン)は5日、全従業員の2%に相当する約200人を削減すると発表した。スマホやパソコンにコンテンツをダウンロードして再生できる音声配信サービスのポッドキャスト部

米AWS、ハンガリーに拠点開設

クラウドサービス大手の米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)は5日、ハンガリーのブダペストに同国初の拠点を開設したと発表した。国内の顧客や提携先へのサポート体制を強化する。投資額や従業員数などは明らかにしていない。 AW

台湾とトルコ、EVと自動車部品分野で協力

台湾とトルコの自動車団体は8日、電気自動車(EV)と自動車部品の分野での協力促進に向けた覚書(MoU)を交わした。同覚書はイスタンブールで開催された国際自動車部品見本市「アウトメカニカ」(6月8日~11日)で、台湾輸送車

露ヤンデックス、モスクワでロボタクシー試験運行開始

ロシアIT大手のヤンデックスはこのほど、モスクワ南部のヤセネヴォ地区で無人タクシー(ロボタクシー)の試験運行を開始した。運行時間は午前7時から翌日の午前1時まで。配車サービス機能を持つ同社のアプリ「ヤンデックス・ゴー(Y

エストニアが大阪万博不参加を決定、経済交流促進は変わらず

エストニア政府は8日の閣議で、2025年の大阪・関西万博への不参加を決定した。参加にかかるコストに期待できる成果が見合わないと判断したもようだ。 ティート・リーサロー経済通信相は松村之彦駐エストニア大使に対し、「万博への

ロシア中銀が6会合連続で金利据え置き、今後の利上げも示唆

ロシア中央銀行は9日の金融政策決定会合で、主要政策金利の7日物入札レポ金利を7.5%に据え置くことを決めた。据え置きは6会合連続。国内経済が予想を超えて伸びる中、インフレ圧力がこれまで以上に高まっているとし、今後の会合で

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