BASF、中国で正極材の生産能力増強

化学大手の独BASFは15日、中国の合弁会社BASFシャンシャン・バッテリー・マテリアルズ(BSBM)が電池正極材の生産能力を増強すると発表した。中国内外で電動車向け需要が急速に拡大していることに対応する。

湖南省長沙市と寧夏回族自治区石嘴山市の工場に生産ラインを増設する。10~12月期に新ラインが稼働すると、BSBMの正極材生産能力は年10万トンとなる。新ラインでは顧客のニーズに応じた製品を柔軟に生産できるようにする。

BASFは昨年8月、リチウムイオン電池材料の有力企業である中国の寧波杉杉(Shanshan)とBSBMを設立。リチウムイオン電池のすべての主要市場で正極材を製造する体制を整えた。

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