欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/11/3

EU産業・貿易

10月のユーロ圏景況感指数0.8ポイント上昇、3カ月ぶりに改善

この記事の要約

欧州委員会が10月30日発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は100.7となり、前月の99.9から0.8ポイント改善した。同指数の上昇は3カ月ぶりで、長期平均の100を超える水準まで持ち直した。 E […]

欧州委員会が10月30日発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は100.7となり、前月の99.9から0.8ポイント改善した。同指数の上昇は3カ月ぶりで、長期平均の100を超える水準まで持ち直した。

ESIはEU内の企業経営者と消費者を対象とした聞き取り調査に基づいてまとめられる。部門別では製造業が0.4ポイント、サービス業が1.2ポイント、消費者が0.3ポイント、小売業が0.9ポイント、建設業が3.1ポイントの幅で前月から上昇した。

EU28カ国ベースのESIは、前月を0.5ポイント上回る104。主要国では英国が2.1ポイント、スペインが0.7ポイント悪化したが、ドイツが0.6ポイント、フランスが1.1ポイント、イタリアが0.5ポイント上昇した。