ノババックス製ワクチン、副反応に心筋炎・心膜炎=EU当局

EUの欧州医薬品庁(EMA)は3日、域内で認可されている米ノババックス製の新型コロナウイルスワクチンについて、副反応として新たに心筋炎、心膜炎が起きる可能性を製品情報に追加するよう勧告したと発表した。

2021年12月にEUで承認された同ワクチンは、組み換えたんぱく質ワクチンと呼ばれるタイプ。臨床試験の段階で心筋炎、心膜炎を引き起こすリスクは確認されなかったが、EMAは少数の副反応事例が報告されたとして、EUの製品情報に追加するよう勧告している。

心筋炎、心膜炎が副反応として起きる例は、米ファイザー・独ビオンテック連合、米モデルナのメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンで若い男性を中心に確認されているが、極めて稀なケースだ。

上部へスクロール