ユーロ圏の小売業売上高、18カ月ぶりマイナス

EU統計局ユーロスタットが3日に発表したユーロ圏の6月の小売業売上高(速報値・数量ベース)は前年同月比3.7%減となり、18カ月ぶりのマイナスに落ち込んだ。物価高が個人消費を圧迫していることが鮮明となった。(表参照)

前月は0.4%増だった。分野別では食品・飲料・たばこが3.1%減、非食品(自動車燃料を除く)が4.8%減。

EU27カ国ベースの小売業売上高は2.8%減。主要国はフランスが0.6%、スペインが0.4%の幅で伸びたが、ドイツが8.8%減、イタリアが2.8%減と低迷した。

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