ポーランド政府、来年の最低賃金額を決定

ポーランド政府は13日、2023年の最低賃金額を決定した。2段階に分けて引き上げる計画で、まず1月1日付で月額給与は今年の3,010ズロチから3,490ズロチ(約740ユーロ)、最低時給は19.70ズロチから22.80ズロチ(約4.8ユーロ)とする。同7月には月額給与を3,600ズロチ(約760ユーロ)、最低時給を23.50ズロチ(約5ユーロ)に引き上げる。マラグ家族・社会政策相によると300万人の賃金増加につながる見通し。

月額給与の賃上げ率は合計で19.6%となる。同国では最低賃金が2020年に15.6%増と大幅に引き上げられたが、21年は7.7%、今年は7.5%と上昇ペースが減速していた。

モラビエツキ首相は、労働者にはできるだけ多くの賃金を支給して経済の活性化につなげ、現在の困難な状況を乗り切りたいと述べた。

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