償還社債再投資の優先企業、脱炭素「スコア」で判断=ECB

欧州中央銀行(ECB)は19日、量的金融緩和策で買い入れた社債の満期償還金の再投資で、温室効果ガス排出量が少ないなどグリーン企業を優先する新制度の詳細を発表した。各企業の地球温暖化対策の取り組みをスコア化し、評価基準とする。

同制度に基づく社債再投資は10月から実施される。◇過去の温室効果ガス排出量◇今後の削減目標◇温室効果ガス排出に関する情報開示――の3点をスコア化し、点数が高い企業を優先して投資する。

ECBは7月、保有する社債の償還後の再投資に際して、脱炭素化を積極的に進める企業を優先する制度を導入すると発表。制度設計を進めていた。気候スコアの算出方法などは定期的に見直す方針だ。

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