栄養飲料レッドブルが競争法違反か、欧州委が立ち入り調査

欧州委員会は21日、EU域内のエナジードリンク(栄養飲料)市場で反競争的な行為が行われている疑いがあるとして、1社の事業所に立ち入り調査を実施したと発表した。対象企業の具体名は非公表だが、オーストリアのレッドブルが調査を受けたことを確認している。

欧州委によると、対象企業にはカルテルなどを禁ずるEU競争法に違反した疑いが浮上。市場での独占的な地位を悪用している疑惑も含め、摘発に乗り出した。立ち入り調査は20日に複数のEU加盟国で実施されたという。

レッドブルは21日に発表した声明で、立ち入り調査が入ったことを明らかにし、調査に協力していく意向を表明したが、疑惑の詳細についてはコメントを避けている。

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